日中報道


by koubuni
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日中友好は難しいことなのか?

听说这个地方可以中、日文并用,先发一篇两年前的旧作试试看。
とりあえず、日本語と中国語を混ぜてみましょう。2年前の作文です。


 日本での暮らしも5年目となり、今年の5月には神奈川県日中友好平和会の会員となった。日中友好のために尽力されている人々の姿に私は深い感銘を受けている。
 今、私は「日中友好は難しいことなのか」という問題をさまざまな機会に考えているのだが、正直なところ、最近、ある報道に接してから「日中友好は難しい」と感じることが多くなった。
 仕事のため、私は毎日インターネットで日中関係に関するいろいろなニュースを見ている。中国マス・メディアの報道だけではなく、日本マス・メディアの報道にも目を通している。様々な出来事についての両者の立場を比較することによって自分なりの視点を形成し、それを記事の執筆にも生かすことは楽しみでもある。しかし、日本マス・メディアのある記事を読んで、私は不安を感じるようになった。
 7月27日、「産経新聞」に次のニュースが掲載されていた:

 中国・重慶市などで開かれているサッカー・アジア杯が極めて偏狭な中国の「愛国主義」に彩られている。日本対オマーン、日本対タイ戦では日本選手に対する激しいブーイングが会場を覆ったほか、24日には試合終了後に日本チームのバスが中国人観客に取り囲まれた。
20日の日本対オマーン戦での中国人の観客の声援は大部分がオマーンに寄せられ、一部の観客は反日スローガンまで叫んだ。24日の日本対タイ戦でも日本選手への露骨なブーイングが終始目立った。
 タイ戦では観客席の日本人に物が投げつけられたほか、日本選手のバスが中国人観客らに取り囲まれる騒ぎもあったという。
 現在もネットの掲示板には「重慶人民は日本選手団に抵抗せよ、爆撃を忘れるな」、「日本選手団に歴史の写真を見せて勉強させろ」などの書き込みが存在する。
 歴史問題だけでなく尖閣諸島や沖ノ鳥島、ガス田開発など最近の東シナ海・西太平洋における日中間の紛争についても、日本選手団に対して抗議行動を起こそうとする動きもみられたという。

 この事件は中国マス・メディアでは報道されていなかった。私は「中国人はどうして日本に対する複雑な感情を持ち続け、それを憎しみへと転化させていくのだろうか」、「日本人と中国人が互いに理解することは難しいのだろうか」と自問してみた。 スポーツは、政治や歴史の問題とは分けて考えるべきである。政治はスポーツに影響を及ぼさないでほしい。中国・重慶市の人々がスポーツ観戦で偏狭な「愛国主義」を示したことは本当に残念だと思う。遠くから来た客人である日本選手及び日本人観客に対して物を投げつけたりすることは本当に恥ずかしいことだ。ナショナリズムを悪用してスポーツの試合相手を「敵」扱いすることは止めるべきである。
 一方、私は昨年放送されたある中国マス・メディアのスポーツ中継を思い出した。昨年、日本で開かれた女子バレーボール世界大会の日本VS中国の決勝では、中国チームが勝利を収めたのだが、フジテレビによる生中継では、優勝した時の中国選手たちの笑顔をまったく映していなかった。画面には日本選手のがっかりした様子ばかりが映し出されていた。中国のテレビチャンネルはフジテレビの生中継番組をそのまま流しており(女子バレーボール世界大会の決勝戦なので世界各国に中継されていた)、中国テレビ局のスポーツ解説者は「日本人は何故そんなに心が狭いのでしょうか。自国の選手だけしか映さないなんて…。2008年北京オリンピックの時には、われわれは絶対に一番美しいシーンを世界中の人々に届けるつもりだ」とコメントしていた。この放送をきっかけとして、多くの中国マス・メディアがフジテレビ及び日本マス・メディアを強く非難するようになった。しかし、この件については日本のマス・メディアは何もコメントを出さなかった。
 これはまさにスポーツから発生した両国マス・メディア間の「戦争」だ。そしてスポーツだけではなく、政治・経済領域でも日中マス・メディア間の硝煙弾雨がよく見えるようになってきた。でも、私の周りで、しばしば日中友好の物語が発見されるのも事実である。
 私は自分の筆で日中友好をアピールし、日中関係の新鮮な実像を描くことで、日中メディア間の「戦争」の蔓延を防ぎたいと願っている。
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by koubuni | 2006-02-25 13:13